安い朝定食なら少ない投資額で外食を株主優待だけでまかなえるのか




  こんばんは、おーたむです。

 以前に「元手がいくらあれば株主優待だけで食費をすべてまかなえるか」という記事を書きました。
 先日、Sukipassでおなじみのすき家で、朝定食を食べているときに、

「安い朝定食をブランチ(朝食と昼食をいっしょにすること)にして、最悪これ一食で毎日暮せば少ない投資金額でも株主優待だけで食費をまかなえるのではないか」

 と思いましたので、検証してみようと思います。

安い朝定食を探そう


 安い朝定食を提供しているお店と言えば、すき家を始めとする牛丼チェーンです。
 こちらのサイトを参考にさせていただきます。すき家、吉野家、松屋に加えてなか卯が比較されており、いずれも400円以下で食べられるようです。
 牛丼チェーン以外からとんかつの松のや(松屋系列)も400円で食べられるようなのでエントリーしてみます。

株主優待の情報を見てみる


 前回の記事を見ていただくと分かりますが、まずゼンショーホールディングスは、500株もしくは1000株持つのが最も利回りがよくなります。ゼンショーホールディングスの株主優待はすき家、なか卯で利用することができます。
 1000株で12,000円分(500円×24枚)×年2回なので、1食あたり500円とすると、48食分になりますね。1000株の価格は約280万円となります。

 松屋フーズの株主優待では、100株(約40万円)で10食分の株主優待となります。これは松屋、松のやで利用が可能です。
 
 吉野家の株主優待では、100株(約20万円)の優待利回りが最もよく300円サービス券10枚を年2回もらうことができます。吉野家の朝定食の最安値は350円なので50円は自腹で出すとして、20食分をまかなうことができます。

 以上から、利回りを追求し朝定食を利用すると、78食分(年日数の約2割)を約340万円の初期投資(+毎年1,000円の自腹出費)でまかなうことができるわけですね。ゼンショーホールディングスについては、1食500円とやや高めの設定にしています。最安の朝定食は250円で食べられるので、これにSukipassを使って牛丼ミニ(220円)を買うと、夕食まで株主優待でまかなうことができます(消費期限的には夕食にはしにくいところがありますが)。

 Mr.keizaiさんのブログによれば、約1,500万円で359食まかなえるので、今回紹介した牛丼チェーンの優待利回りはあまり高いとは言いがたいところです(Mr.keizaiさんのブログでも、今回紹介した牛丼チェーンのうち吉野家のみが優待として採用されています)。
 そう考えると、吉野家の優待で1回に300円を割り引く朝定食が最も効率がよさそうです。年に20食分にしかならないのが残念なところです。

まとめ


 今回紹介した牛丼チェーンの朝定食そのものはとてもコスパに優れるものですが、株主優待を使って無料化することを考えると吉野家以外はコスパが悪いと言わざるを得ません。
 ゼンショーホールディングス、松屋フーズの系列店の朝定食は、無理してその会社の株主優待を得ようとせず、自分のお金を出して食べるほうがいいでしょう。

0 件のコメント :

コメントを投稿