元手がいくらあれば株主優待だけで食費をすべてまかなえるのか




 こんばんは、おーたむです。

 前回すき家のSukipassの記事を書いてから、

「株主優待を利用すれば、それほど莫大なお金がなくても、全部外食で済ますことができるんじゃないか」

 と思い、せっかくなので少し調べてみることにしました。

株主優待とは


 そもそも株主優待が何なのか知らない方のために説明しておきますと、基本的には、株式をある程度持っている人に、自分の会社の商品をお得に買える割引券や商品券を、半年~1年に1回配ってくれる制度です。株の配当と違って、株主優待は各会社ごとにどんなサービスをどれだけ行ってくれるのか違うので、配当利回りならぬ優待利回りなる言葉があるくらいです。
 まず、前回の記事に登場したすき家の親会社であるゼンショーホールディングスを例に見てみましょう。

ゼンショーホールディングス(7550)


 すき家の他に、なか卯、ココス、はま寿司などの外食チェーンを営んでいる会社です。
 株主優待の公式情報は、こちらに載っていますので、これを参考に見ていきましょう。
 まず、何株持っているとどれだけもらえるかですが、

100株以上300株未満 1,000円分( 500円券×2枚 )
300株以上500株未満 3,000円分( 500円券×6枚 )
500株以上1,000株未満 6,000円分( 500円券×12枚 )
1,000株以上5,000株未満 12,000円分( 500円券×24枚 )
5,000株以上一律 30,000円分( 500円券×60枚 )

  と記載されています。これが年に2回配布されます。
  さて、現在のゼンショーホールディングスの株価ですが、1株約2,500円ですので、1単元(100株)買うためには約25万円必要になります。これを持っていると年に2,000円分の商品券がもらえますから、優待利回りは約0.8%ということになります。

 前回の記事で、220円で牛丼ミニが食べられることを紹介しましたから、1日の食費を極限まで削って500円と仮定すると、1年(365日)で182,500円となります。優待利回りは0.8%なので、約23,000,000円分のゼンショーホールディングスの株を持っていれば、1年間の食費をまかなえることになります。

※実際には5,000株以上は一律で年に60,000円分の商品券となるため、優待利回りはさらに低下する上、60,000円以上の外食は自腹になってしまいます。

より現実的な案


 Mr.keizaiさんのブログを参考にしてみると、15社の株主優待を組み合わせることで、1,350万円の元手で359食分をまかなえるようです。マクドナルド年60回(1週間に1回以上)といったかなり飽きを覚悟しなければならないようですが…(笑) といっても、理論上は1,500万円以下で1年分の食費をまかなえると思うと、意外とアーリーリタイアはむずかしくないのかもしれませんね。しかも、この他に配当金があるから、ある程度は家賃までまかなえそうです。
 ただし、株主優待はあくまで各企業がサービスで行っていることなので、いつまでも続くとは限りませんので注意は必要です。

まとめ


 1,500万円以下の元手で理論上は食費をまかなえるようです。
 会社がつらくてメンタル的に厳しくなったら、1,500万円をMr.keizaiさんが挙げてくれた銘柄に投資してリタイアするという選択肢もアリかもしれませんね。

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