マネーフォワードに11件以上金融機関を登録する裏ワザ





 こんばんは、おーたむです。

 以前にマネーフォワードについて紹介する記事を書きました。
 無料版でもかなり十分な機能を持っていますが、10件までしか金融機関との連携ができないのが欠点でした。

 今回は11件以上の金融機関を登録する方法について書きたいと思います。
 その前に、マネーフォワードには、「オリジナル版(マネーフォワード ME)」と「金融機関・特定サービス向けマネーフォワード」 の2つのタイプがあることを知っておきましょう。

 マネーフォワードのサイトによると、「金融機関・特定サービス向けマネーフォワード」とは、

一部の金融機関や特定のサービスをご利用されているお客さまが、より便利に家計簿サービスをご活用いただけるよう、ご提供しているサービスです。

 と記載されています。一部の金融機関や特定のサービスというのは、例えば、住信SBIネット銀行であったり、みずほ銀行であったりといったものを指します。ここでは、当ブログでも触れたことのある住信SBIネット銀行向けサービスの「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」を例に書いていきます。

マネーフォワード for 住信SBIネット銀行


 マネーフォワード MEに、住信SBIネット銀行の情報をすぐに見られるように機能を追加したマネーフォワードのことです。
 具体的には、今月の住信SBIネット銀行のATMを無料で利用できる回数や他行への送金の振込手数料を無料にできる回数の残りなどをマネーフォワード上から参照することができます。住信SBIネット銀行を利用している方は、マネーフォワード MEではなく、こちらの「for 住信SBIネット銀行」のサービスを利用する価値があると思います。といっても大きな仕様には差はありませんので好きな方をご利用下さい。

 「マネーフォワード ME」と「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」のアカウントはそれぞれ別に持つ必要があり、すでにマネーフォワード MEを利用している人がfor 住信SBIネット銀行を利用したいと思った場合には、改めてfor 住信SBIネット銀行で会員登録を行う必要があります。


 さて、話を裏ワザに戻しましょう。2つのやり方があります。

プレミアムサービスの無料体験を利用する


 まだプレミアムサービスを利用したことがない人向けに、プレミアムサービスの無料体験の勧誘が来ることがあります。これは、30日間無料でプレミアムサービスの機能すべてを利用できるというものです。もちろん、金融機関を11件以上連携することができます。
 30日の無料体験期間中に、契約を解除すれば料金を取られることはありません。この無料体験期間中に連携金融機関が11件以上になった場合、連携した金融機関はプレミアムサービス解約後もそのまま連携が維持されます。但しその後は、連携金融機関数を10未満にしない限り、まったく金融機関の連携を追加することはできなくなるため注意が必要です。
 ちなみに、1度無料体験を終了しても、後々再度無料体験の案内が来ることもあります。

「金融機関・特定サービス向けマネーフォワード」を利用する


 上で登場したこのサービスを利用することで、無理やり連携金融機関数を11件以上にすることも可能です。マネーフォワード for 住信SBIネット銀行を例に説明します。

 まず、マネーフォワード for 住信SBIネット銀行とマネーフォワード ME両方に会員登録します。
 次に、for 住信SBIネット銀行に連携したい金融機関を10件登録し、ついでMEに、もっと追加したい金融機関を登録します(最大10件)。
 こちらを参考に、MEの登録情報をfor 住信SBIネット銀行にコピーします。すると、for 住信SBIネット銀行に、もともと登録した10件の他に、MEからコピーされた金融機関も登録されます。

 もうお分かりですね。MEの登録情報をコピーする機能は、何度でも利用できるので、新しく登録したい金融機関をMEに登録し、その度にfor 住信SBIネット銀行にコピーすればよいのです。この機能を使えば無限にfor 住信SBIネット銀行上の登録金融機関を増やすことができます。コピーを行うのは少し手間がかかるのでそれが面倒といえば面倒なのが欠点です。
 さらに、この裏ワザと無料体験を組み合わせると、もっと楽に口座連携を行うことができるので、是非活用してみて下さい。

注意点


 この口座情報コピー機能は、API形式で連携している金融機関については利用できませんので、その金融機関の連携については諦めるか、潔くプレミアムサービスに加入するか、プレミアムサービスの無料体験の案内を待つかをする必要があります。多くの金融機関はAPI形式ではないので問題ないですが、一部こういう例外もあります。
 どうしてもAPI形式で連携している金融機関を追加したい場合には、先にfor 住信SBIネット銀行にAPI形式の金融機関を登録し、通常の連携口座をMEからコピーするという方法を取る必要があります。もちろんAPI形式の金融機関を11件以上登録するなら、プレミアムサービスを利用しなければ不可能です。

まとめ


 無料でなんとかマネーフォワードに11件以上の金融機関を連携する方法を紹介しました。
 いろいろ手間をかけるのが面倒な方は、素直にプレミアムサービスに課金するのが最もよいかと思います。私も、この裏ワザが利用できなくなったら、プレミアムサービスを利用するつもりでいます。

1 件のコメント :

  1. この裏技はまだ有効ですか?
    いま問い合わせたところこんな返答がありました

    マネーフォワード MEの杉原でございます。
    いつもご利用いただきありがとうございます。
    お問い合わせいただきました件につきまして、ご案内いたします。

    口座の登録自体は削除されませんが、表示できる口座が
    10件に制限されますので、口座一覧上で確認できる口座は
    10件以内となります。

    グループを利用されている場合は、グループの編集で
    表示させたい10件の口座を選択していただくことになります。

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